こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『〆張鶴 銀ラベル 大吟醸』ををいただきました。
新潟県村上市の宮尾酒造のお酒です。
昨年(2020年)にいただいた『〆張鶴 金ラベル』の流れで、今回は『銀ラベル』をセレクト!
『金ラベル』の方は、良く言えばミルキーで華やか、悪く言えばカプ&乳臭いのが印象的でした。『金ラベル』に比べると『銀ラベル』の方が幾分シャープでキレのいい味わいに仕上がっている(はず)なので、より〆張鶴らしさが堪能できるんじゃないかなーと予想。数年前まではちょくちょく飲んでいたお酒なので、大当たりもなければ大外れもないことを知りつつ、定期観測的な意味合いを兼ねていただきます。
『〆張鶴 銀ラベル 大吟醸』カプ寄りの香りでも全体的な香味のバランスは良好。淡麗辛口の延長の大吟醸酒としてはまずまずな印象ですが、自宅用に買うかは微妙なところ。ギフトならネームバリュー的にも納得かもね。
『〆張鶴 銀ラベル 大吟醸』の裏ラベルはこちらスペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール |
原料米 | 山田錦 100% |
精米歩合 | 38% |
アルコール分 | 16度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、若干の乳臭さとリンゴ系の香りがうっすらと広がります。
あぁ…銀ラベルよ、お前もか(笑)金ラベルほど派手ではないですけど、『〆張鶴』のブランドにとって必然性を感じられない香りですよね。「大吟醸なのでちょっと香り出してみました!」みたいな思考停止カプはいい加減やめるべき。あえてカプ路線の酒を出すのであれば別ブランドを立ち上げてがっつりやってほしいですね。
口に含むと、滑りのいい淡い甘旨味が膨らみます。含んでからの香味のバランスはさすがに絶妙。果実の香りが繊細にふわっと立ちのぼります。
味のラインは直線的かつ流麗。やはり『金ラベル』に比べると薄化粧で個人的には好みです。後半は、糸を引くようなクリアな旨みをアルコール感でフラットに切るフィニッシュ。酒に意識が行きすぎないという意味ではやはり接待向けの酒よなぁ。黒子的な酒です。
ただ正直、舌の肥えた日本酒ファンがわざわざ飲むかと言ったらなんとも言えない微妙なラインではありますよね。『〆張鶴』は自分の中で純と花の二択で決着がついてしまっているからなぁ。評判の高い「しぼりたて」は、うーん…どうなんでしょうね?そんなに良かったっけ?来シーズンに気が向いたらじっくり飲んでみます。
金と銀、どっちが『〆張鶴』っぽいかと言われたら断然銀ですね。金ラベルよりあっさり飲める。磨いた綺麗さもある。何だかんだでギフトでもらったら悪い気はしないでしょう。ネームバリュー的にも贈答で使える品だと思います。
それではまた。
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