こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『創作和食 丸幸(まるゆき)』にお邪魔しました。画像は https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140504/14079533/ より引用しました。
新丸子駅から徒歩5分。夕暮れ時に駅前の商店街周辺を散策していると、渋い店構えを発見しました。お隣にも日本酒自慢なお店があって「どっちにしようかなー」としばし悩んだ後、直感に従って入店。暖簾をかける少し前でしたが、心よく迎え入れてくださいました。
瓶ビールから行きます。銅マグで飲ませるのは珍しいね。
こじんまりとした店内は、8名も入れば満席御礼のL時カウンターのみ。猫の額ほどのキッチンを苦にせず飄々と料理を仕上げていくご店主は、一見にも常連にも分け隔てなく気さくに接してくれます。
お通しは枝豆とネギに醤油を垂らしたもの。
なんでもないつまみですが、スタートはこういうのでいいんですよね。食べやすいようにスプーンを添えてくれる細やかな気遣いが嬉しい。
お造りは『カワハギの肝和え』をいただきます。ビジュアルですでに優勝案件。
カワハギの透き通る白身の味わいに肝の旨みが適度に加わってうんまい。これで900円ぐらいだったかな?ほぼ初手にしてアタリの確信を得ました。
こんな美味いカワハギをいただいたら日本酒を飲むしかあるまい。コロナ禍で2度目となる緊急事態宣言を受けて、日本酒のメニューは絶賛縮小中とのことです。週末しか営業出来ていないなら仕方ないよね。平時は12種類ほど用意しているそうです。
提供量は見たところ、100~120mlぐらいですかね。日本酒に限らずこちらの店の値付けはかなり良心的!
次は『ホタルイカの酢味噌かけ』。
ハァ…酒が進んでしまうメニューばかりだね。春と言えばホタルイカ。酢味噌も深みのある味わいでいい塩梅です。
これまた春の定番の『若竹煮』。
淡く優しい味の出汁が素晴らしい。店名は「創作和食」と唱っていますが、和食のスタンダードをストレートに投げ込むお店ですね。和食は椀刺とよく言いますが、先にいただいたカワハギと若竹煮のクオリティで何を食べても外れはないだろうという確信を得ました。
お次は『山菜の天ぷら』。
サクッと軽い衣に爽やかな苦味が酒を呼ぶ…。予想していなかった空豆も入っていたのが個人的に嬉しいポイントでした。
メイン的な品は『穴子の白焼き』をチョイス。
楽しみにしていた穴子は全体的にカリッとクリスピー。普通に旨いですがもっとふっくらしたのを期待していました。この辺は設備的なハンデが大きいのかも?炭火じゃないので仕方ないですね。
ラストは『岩中豚の網焼き』。
穴子を挽回する上々の焼き上がり。旨みに満ちた豚肉と唐辛子入りの味噌で酒を飲むペースはさらに加速!日本酒だけじゃ物足りないぜ、ということで私にしては珍しく焼酎までいただきます。大満足の食事でした。
おわりに
そんなわけで今回いただいた『創作和食 丸幸(まるゆき)』、旬を意識した和食の定番メニューが目白押しな良店でした~。
会計は2人でそこそこ食べて飲んで1万1000円ぐらいだったかな?味は確かで財布にも優しく、ひと昔前のミシュラン横浜・川崎・湘南基準ならビブグルマンに選出されていても不思議じゃないお店という手応えです。
渋い店構えなのに自分も含めて客層が若めなのは店主の方の人柄でしょうね。
武蔵小杉・新丸子エリアにお住まいの方や東急線ユーザーの方はぜひぜひ行ってみるべし!秋冬は土瓶蒸しや香箱蟹なんかもやっているらしいので、個人的には寒い時期にも寄ってみたいです。
それではまた。
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