こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『中華蕎麦 時雨』へやってきました。
ブルーライン伊勢佐木長者町駅から徒歩3分。旧・横浜文化体育館と大通り公園の間の殺伐とした雰囲気のエリアに、素敵なたたずまいのお店がオープンしたのは2017年の頃ですか。
オープンしたばかりの頃は、とんかつ屋か寿司屋が出来たんだなぁと思っていました。まさかこの外観でラーメン屋だとは誰も思いませんよね(笑)
そのうち入ろうなんて思って早4年が経ち、ようやく初訪問が叶いました。『嵐にしやがれ』でのメディア露出、さらにラーメン百名店にも選出され、行列必至の人気店となってしまいましたからね。私、ラーメン屋で並ぶの苦手なんですよー。
今回はコロナ禍で2度目の緊急事態宣言が発令されたタイミングだったこともあり、労せず入店できました。人気店にアクセスしやすくなったのはコロナ禍で唯一受けている恩恵ですね。
店内はテーブル席がいくつかと、カウンターはたったの4席のみ。コロナ対策で間引いているのでしょうが、それにしても潔いよね。カウンター前に並ぶ雪平鍋を眺めながらゆっくりと注文を待ちます。奥も含めて広々とした厨房はまるでアトリエだ。入り口同様に店内の贅沢な空間遣いに店主の美学を感じます。
今回は『中華蕎麦(880円)』を大盛り(100円増し)でいただきました。
ほほーこれは旨そう!まずは醤油の香りを楽しみ、スープをすする。鶏や鰹節の旨味に芳醇な醤油の味わいが乗っかってストレートに伸びるような味わい。あ~これは文句なしでウマイな。旨いし巧い。スープはビジュアル以上に淡麗で清澄なテイストなんだけど、旨みの焦点はきっちり合っていて満足感が高いです。一口すするたびに背筋が伸びますね。
ピンと立つようなコシの中細麺は、小麦の風味が豊かで麺をたぐる箸が止まりません。
チャーシューは脂身が控えめながら旨みがギュッと詰まった味わい。そしてガランティーヌ…じゃないか、八幡巻もチャーシューとはまた違った趣で面白いですね。あしらい一つを取っても一級品です。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『中華蕎麦 時雨』、端的に言ってもっと早く行っておけばよかったです。たしかに行列に並んでも食べる価値はあるかもね。
テーブル席の常連っぽいファミリーが「うまい!うまい!」と15秒おきに連呼していました。煉獄さんリスペクトなのか?しらーっと横目で見ていた私も、出てきたラーメンを頂いてその意味がよーくわかりました(笑)
醤油ベースで淡麗なスープの中華蕎麦って、昔も今もよくあるジャンルなだけに差別化が難しいと思うんですけど、ここまで突き詰めると舌と脳に深く刺さってきますよね。
淡麗のその先の、開くはずがない扉をも開く一杯、これはラーメン界の『越乃寒梅』ですわ~~。
それではまた。
関連ランキング:ラーメン | 伊勢佐木長者町駅、関内駅、石川町駅
関内周辺のオススメのお店をピックアップしました。こちらもぜひご覧ください↓