こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『ロットチェント』にお邪魔しました。
横浜発であり日本有数の知名度を誇るサローネグループのトラットリア部門にあたる店舗です。オープンは2016年頃でしたか。あの頃は大阪に出店もしましたし、グループ全体に勢いがありましたね。現在も続くコロナ禍が水を差していなければどこまで行っていたんでしょう。
場所は茅場町駅から徒歩4分ほど。この辺りはビジネス街ど真ん中にあり、私が訪れた土日祝日は人の気配が全くありません。「本当に開いてるお店あるの…?」と不安になるほどの飲食店砂漠っぷりですよ。そんなコロナ禍真っ只中にあるビジネス街のホリデーにも関わらず、がっちり満席、回転がかかっているのですから、日々の人気のほどが伺えます。
料理のメニューはこちら。トラットリアらしく、アラカルトで注文可能です。ややメニュー数が少なく見えますが、この他に当日のオススメメニューも用意されています。
ドリンクのメニューはこちら。自社ワイナリーの『グレープリパブリック(山形県・南陽市)』のワインがやはり一押しでしょう。
まずは前菜から。『マグロのタルタル アンティーブのお皿で(1piece 880円)』。
特にオススメと伺って注文してみました。アンティーブ(チコリ)手掴みで持ち上げていただいちゃいましょう。あーたしかに旨い!ねっとりと舌に絡みつく旨みと、予想の1.5歩先を行く香りの良さがいいですね。サイズや盛り付けの仕様からも1人1皿がマストです。
次は『大人のレバーパテ(880円)』。
マルサラ酒のジュレが掛かっています。これは普通かな。まぁその普通がレベル高いんですけどね。
気になっていた『エビリゾ500%(1,980円)』。
海老の味噌や腸まで感じるような、渋み苦味の混じる濃厚なリゾット。単純に原価がかかっている味がします。さっきのパテよりこちらのリゾットの方が味で言えばアダルト仕様ですね。
パスタは『カラスミピスタチオ 太麺(1,980円)』をチョイス。
カラスミの塩分と柑橘の酸味で意外にさっぱり食べさせる皿です。麺はその業界で有名な『浅草開花楼』のパスタフレスカを使用。今回使われているのはトンナレッリと呼ばれる横浜家系ラーメンの中太麺によく似た卵入りのパスタでした。モチっとツルっと食べられる食感の良さは上々です。しかし、普段自宅で使っている『ラ・ファッブリカ・デッラ・パスタ』と比べて、麵のみのクオリティーで言えばそれほど有意な差を感じないなという印象でした。おそらくファッブリカがハイレベル過ぎるだけなんでしょう。
メインは『仔羊のしっとり焼き(3,850円)』。
低温調理により、しっとりと仕上げた仔羊を、ゴロゴロと大き目のカットに切り分けたものです。おぉ想像していたよりも量が多いな。3人ぐらいで取り分けてもちょうどいいかも?プリっと柔らかく食べやすい。ちょっぴり甘めなレンズ豆のソースに地中海みを感じました。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『ロットチェント』、日常使いのトラットリアとしてこれ以上求めようがないハイレベルな料理が堪能できる良店でした。
この日のお会計は、上記の料理とワインを軽めに飲んで2名で18,000円程度でした。このレベルの料理で1人1万円を切るとかなりリーズナブルですよね。
若手の接客スタッフは熟練しているという感じではないものの、ゲストをもてなそうとする気持ちがしっかり伝わる接客で好感がもてます。
座席はかなり狭いので、親しい仲間と訪れるのがオススメです。コロナ対策としては、座席間にパーテーションが設けられております。きっと、シチリアらしいお店の内装に合わせてブルーのパーテーションを探したんでしょう、これが完全にオフィス向けのそれなんですよね。私は職場をうっすらと思い出し、軽度のアレルギー反応を起こしました(笑)
料理は美味しくともやっぱり良くも悪くも日常の延長なんだよなぁ、今度は非日常を求めてサローネの本店の方に行ってみたいと思います。
それではまた。
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